5/15/2018

セドナの土地とメディテーション(瞑想) (1)

セドナの土地とメディテーションとの関係を考えてみたいと思います。

なぜ、セドナの土地で行うメディテーションは雰囲気が違うのでしょうか?



Photo by Koh @Twin peaks from Bell

メディテーション(瞑想)は多くの方がやられているとは思います。毎日ではなく時々って方もいれば、かなりハードにやられている方もいるでしょう。私はこれまでお逢いしてきた人たちの中では比較的頻繁にやっている方なんじゃないかと自分では思っています。

10数年前まだ日本に居た頃かなり深くおこなっていた時期もありましたね。

私は基本的には一人で何もかもを行うたちなので、メディテーションもほぼ独学です。もちろん当初はとある禅寺に数日間通ったり、誰かに誘導瞑想をおこなってもらったり、CDなども聞いたりもしました。そこで基本的なことは学ばせていただきましたが、やはり、自分一人でおこなった方がしっくり来るし、何よりとても個人的な活動なので1人でおこなうものだと考えていました。それが最近、不思議なことに、人への誘導瞑想を自分が言葉に出して行う機会が増えてきて、しかも、これも不思議なんですが、その人の瞑想の深さとか、方向性がなんだか分かるようになってきたんです。
自分でもよく分からないんですがね…

もう自分一人だけでメディテーションをする時期を通過したのかもしれないな…って勝手に思っていますが。

「メディテーション・・・瞑想のことですが、 よくやられますか?」 

という問いを私はご案内した多くの方に聞いています(はずです)が、余程この世界に入っている人以外はたいてい、その返答をする時、ほんのわずかですが一瞬だけ「間(ま)」が開くケースが多いです。ほんの一瞬です。きっとご本人も気がつかれていないと思います。

その「間」で、そうか、まだまだ、日本でのメディテーションはマイノリティーなんだなーと感じてしまいます。私がいた時も別に隠しているわけでは無いけど、不特定多数の人々に自分が瞑想していることなどはあまり話すような機会もなかった気もしているので、まだ、変わっていないなあと懐かしく思っています。

インドなどに行かれている方も多いでしょうし、ヨガをやられている方も多いです。禅宗や密教、山岳宗教に興味がある方も多いでしょうし、神社仏閣巡りなどはかなり一般化しているように思えますが、こと 「瞑想」 という言葉になると、同じグループでない限り、ちょっと違和感を持つのかもしれませんね。

その点、セドナ周辺では メディテーションはヨガと同じぐらい、かなり一般的な行為だと思っていただいた方が良いかと思います、少なくとも私の周りはほとんどの方が宗派や人種を超えておこなっています。

メディテーションはそれ自体が即物的な何かの迷いや問題ー例えば、お金の問題や人間関係の問題、会社内でのごたごたした問題など を直接的に解決するようなものではなく、長く行い続けることで、どっしりとしたゆるぎないものが、じわじわと出てくるものなので、忙しい生活をされている方や直ぐにレスポンスが欲しい時間を生きている方にとっては、分かりにくく、必要性を感じないのかもしれません。

なかには、瞑想って単に座ってじっと空想や妄想しているだけでしょ? 空想・妄想でお腹が膨れたら苦労しません!行動が大事! そんな時間があったら、自己啓発の本や経済書を読んだ方がよっぽど役に立つ! 瞑想なんて迷走だ!(そう云い放った人を思い出しました) って思う人も多いと思います。

そういう方にはこう申し上げています。

「メディテーションは目的が違います。明日食べるものを見つけ出す手段を教えてくれるものではなく、明日の糧を見つけようとする原動力を与えるものです、人が様々な考えを取り入れようとする器や原動力を大きくするもの、だと。」 つまり、人間力 とでもいった方が良いものが変化します。少なくとも、私はそう思っています。

ただ、私がそういう事を言えるようになったのは、実はセドナの地に移り住み、この地でメディテーションを行うようになってからでした。日本にいた頃には、頭ではわかっていたのですが、腹(身体)には染み込んでいなかったように思います。

それは年月を重ねる「経験」というものによる作用なのかとも考えました。でも、私の中の結論は、これまで何度となく多くの方々にお話ししている 「土地の持つ力・エネルギー・方向性」が原因なのだと思っています。


日本にいた時に行う瞑想は 瞑想しても 何かにつながるような感覚の方が強い気がしています。霊的存在だとか、宇宙とか、過去生だとか、ハイヤーセルフと云われるものだとか…

でも、ここでは そういうものではない、もっと大きなもののなかに漂う感覚である気がしています。

あっ 補足ですが、この何かにつながる行為は チャネリングであって、メディテーションとは似ていますが、違うものだという事は申し上げておきます。

私がメディテーションを誘導させて頂いた方の中には、この地でも、日本でのやり方をそのまま行うので日本で獲られるものを探しながらメディテーションをしているケースがほとんどでした。

その時はメディテーションが目的ではないし、その方法も自分自身まだ捉え切れていなかったので、特に何もお話はしませんでしたが、その後数人が全く同じ状況だったのを機に、あれこれ考えるようになり、日本でのやり方ではないものを考えだしました。

日本では その土地の方向性のために、メディテーションを行おうとすると、チャネリングのようになってしまうものなのだと思っています。その辺りは 私の記事 「グレートスピリットとヤマトの神」にも書いています。
 
だから、日本には イタコさんや霊能者と云われるあの世の世界の人の言葉を伝える役割の人が いっぱいいるんだと思います。霊能者(サイキック)と呼ばれる人は世界中にいますが、日本の霊能者のように死んだ祖先の人の言葉や神話に登場する祖先を伝える(正しいかどうかは別として)人は世界を見ても日本が突出していると思っています。

つまり、何かを探そうとしてしまうんですね。
特に何かこの3次元の世界に役に立つと思われる良い言葉を…

これは本当の意味でチャネリングが出来ている方なら良いんです。どれが自分の言葉で、どれが異次元の人の言葉なのかが分かっている方であれば…

でも残念ながら、チャネラーのなかには、異次元の人の言葉のふりをしながら、自分が読んできた本の内容だとか、他人の言葉だとか自分の考えを述べているケースも少なくありません。

そして、その言葉が降りてくる! ことに憧れている人が とても多いので、瞑想することは、そういう言葉を聴けるようになることが目的のように思っている、だから、言葉を聴けないと瞑想できていないと思ってしまう… 


メディテーションはどこかからの言葉を聞くものではありません。言葉にならない、言葉になる前の段階である無意識を活性化することが目的です、逆をいうと、人間の言葉として意識に浮きあがった瞬間にそれは全く違うものになるのです。
さらにいうとメディテーションは言葉を駆使する意識では捉えることが出来にくいものだと思っています。

なんだか、禅問答のようなう雰囲気になってきましたので、これはこの辺りでやめておきましょう。

その辺りがお好きな方は 唯識 や道元禅師「正法眼蔵」を是非おすすめします。 

余談ですが 禅と瞑想は同じかというと、目的は本来同じだったものが、形式が加わると禅になると捉えています。それは仏教や数多くの宗教と同じです。原始仏教、原始キリスト教、など宗教の起こりの目的は本来同じものであったはずが、それを維持するために形式を盛り込み、人が伝播をし始めると、全く違うものが出来上がるものです。余談終わり

メディテーション(瞑想)は本来、散乱しがちな意識を内なる世界に集中することで、そこに存在する光を見つけ出し、それを大きくすることで、ゆるぎないものを浮上させることが目的です。メディテーション(瞑想)が出来るようになると、あれこれ抱えている問題が心配や不安を引き起こす原因ではなく、明日を生きる糧に不思議と変わってゆく、とても重要なものなのです。


そう私は捉えています。自分以外の他のものに答えを求める行為はメディテーションとは呼ばないと捉えています。
正法眼蔵に書いてあることを頭ではなく、無意識で理解しようと思ったら、是非一度セドナに足を運んでください。 永平寺ではなく…

※メディテーションについては、まだしばらくお話ししたいですが、さらに長くなるので、いったんここで切らせて頂きます。 この後すぐに書きますのでご容赦を…
 この話題で2か月もブランクを空けることはありません!


セドナでのメディテーションクラスを始めました!
セドナでちょっと異なる体験をご希望の方はぜひ・・・



INTO THE DEEP EARTH ホームページ

セドナでAirB&Bも行ってます

セドナ 1人旅の方へ(2)

さて、フライトとホテルが決まったという事は、おおかた行動日程も頭の中にイメージが出来ているということ。 


セドナについては 「行こうかな・・・・」程度の時から情報収集しているだろうし、なかには突然呼ばれたかのように「行こう!!」 って思い立った人でも今のネット社会ですから、情報は直ぐに集まるものです。


となると・・・ 次に起こす行動というと・・・ そうです! 何を着てゆくか? 何を持って行くか? 
ではないでしょうか?


旅行に行くときはたいてい - 特に海外に行くとなると… 


普段あまり無駄使いしないし、この際せっかくだから奮発して服や装備をひと揃え、新しくしてしまおう! 

ってことになりますよねーウシシ

それも旅行の楽しみの一つでもあります。

旅行は・・・ここに行く! って決めた瞬間から、もういつでもそのことが頭から離れない。
そして、旅行日にアラームが鳴るようにセットしているタイマーのように、そこへ向けてまっしぐらに動いている・生きている感覚!  もうそれ以外見えない!   わくわく感!

あれもしたい、これもしたい・・・ってことは、あれも必要かもしれない、コレも必要かもしれない

週末には買いモノに行かないとビックリマーク

遠足のおやつは500円まで!っていわれながら、いっぱい買ってしまう子供の頃の気持ちはいくつになっても変わらないものです。

まあ、もちろん、わくわくの気持ちは一人旅に限ったものではないですが、1人の方が
わくわく+ドキドキ感がありますよね。

なかには周りの誰にもその旅を話していない人となると、
わくわく+ドキドキ+うふふ(ニタニタ) 感満載になりますね・・・







ところで、その買い物の楽しみを取るつもりは全くありませんし、水を差すような気持ちも全くありません。

ですが、私としては セドナに来る際の荷物は特に事前に日本で買うような必要はありませーん
と申し上げたい爆  笑    移動手段があるなら、なおさらです。

同じお金を払うなら、来てみて、必要だと思ったら、こちらで購入した方が、良いと思っています。

なぜかというと、セドナ・アリゾナで売られているものは、その現地の気候に合った商品があるからです!

例えば「陽射し晴れ」 セドナの陽射しの強さは、恐らく、経験していないと想像が出来ないものだと思います。いくら強いと聞いても、日本の陽射しに対比して想像する限り、けっして実際の熱さを想像できません。
同じアメリカのロサンゼルスに住む人でさえ、アリゾナやネバダの陽射しの強さ、熱さには、びっくりするぐらいです。 

加えて、乾燥の度合いのすごさ。
日本からロス、サンフランに降り立つと、なんて乾燥しているんだろうって思いますが、セドナ・アリゾナの乾燥に慣れた人がロスに行くと、なんだこの湿気は!日本か! って思うぐらいです。

アリゾナ・ネバダでは、お風呂の後に使ったバスタオルを部屋に置いておくだけで翌朝にはパリパリに乾いています。そして、ハイキングで汗はかくけど、汗が出た瞬間に乾いている感覚。

ですから、服も含め身の回りの品物も、この現地の気候に合ったものが売られています。

考えてみれば当然です。現地のニーズに合ったものを売るのはマーケティングとしては基本的なことですよね。 熱いアリゾナに寒いアラスカに対応した商品はありません。
日本には日本の湿度の高い土地にあったものが売られているはずです。

具体的な例でいうと、日本では夏でも黒い服が売られ、それを着る人が多いですよね。
だから、日本から来る方はセドナにハイキングというと山登り風な服装をしてレギンスや長Tシャツが黒のケースが多いです。そして、なかには帽子も黒って人がいます。
日本ではそれほど陽射しが強くないので夏でも黒で良いですが、こちらの陽射しにその黒は暑すぎます。黒色は熱を吸収し服自体が熱を持ってしまうので、冬は良いですが夏はまったくおススメしません。
 
こちらで売られるそれら登山や運動用の商品、特に春~秋ものは基本的に明るい色が多いです、もちろん黒もありますが、夏用の黒は、黒の色そのものが違っています。

余談ですが日本はダーク系の服を着ている方がとても多いですよね。好んで着るケースもあるでしょうが、ファッション業界が流行を作るのでファッション業界がダーク系にしているといった方が良いかもしれません。社会人ともなると男女とも紺か黒、明るくてグレーのスーツが多いんじゃないですか?
白のスーツなんて、結婚式か演歌歌手ぐらいしか着ていない! 
でもアメリカではカリフォルニアやフロリダなどの海沿いの都市では、普通にビジネスマンでも、白やスカイブルー、パープルなど色彩豊かなスーツを着ている人が多いです。

セドナにスーツを着るビジネスマンはほぼいませんが、街中やハイキング中の人たちを見てもダーク系一色って方はあまりお見かけしませんね…  

つまり、その土地にはその土地のものがあるということです。その土地に生きる人々はその土地に育まれている。 

ヒトはその土地を知って、従うだけでいいんです、少なくとも、僕はそう考えています。



そして、実は、これは服装や装備のことだけを言っているものではありません。

多くの方が、日本にいて事前に集めた多くの情報に基づいてセドナに来ています。それはセドナに限ったものではなく、旅に限ったことでもありません。情報を取ることは必要で重要なことです。

ですが問題は、日本にいて、日本から眺めて集めた、事前情報を再確認するためだけにセドナを訪れている方が多いということです。 

あっ、このベルロック、写真のまんまだ! この店 あのブログで言っていた! ここがボルテックス感じるらしいよ!

…うーん、どうですか? その感想。 自分自身が体感した内容なんでしょうか? 

セドナは情報という他人の意見を 「あなた」 には聞いていません。

ベルロックであなたは何を感じ、何を思ったのでしょうか? 
その店でメニュー以外のあなたにとっての何か新しい発見はありませんでしたか?
ボルテックスはあなたにとってどういう意味があるんでしょうか? 

この土地であなた自身が受け取るものは何ですか?

それがアリゾナ・セドナが発しているあたなへの問い掛けであり、メッセージです。

決して安くはない旅費と時間を掛けて、セドナに、1人で来るんです、せっかくなら、セドナが求める質問に答えてあげませんか? 

単なる気晴らしの旅行をしに来ているなら別ですが・・・

その為には、日本でした準備を一度忘れる必要があります。

日本の頭を日本に置いてくる必要があります。

日本をそのまま持ち込んで、日本のままの頭で、セドナに来て見ても、残念ながら新しい発見はありません。
セドナにはセドナを歩くための服と装備があるんです。その土地を知るにはその土地のための服と装備があるんです。


私はそれを現地でお伝えしています。それは現地でしか分からない事だからです。

これら - 日本をそのまま持ち込んでいる状態で旅を行う姿は1人旅の方に特有ではありません。
むしろ、団体で動かれる場合のほうがそれらが色濃く映し出されるでしょう。だから、アリバイ写真を撮るだけの旅行に満足できるわけです。
その点では1人旅の方がより自然や大地に近づこうという指向性があるように思えています。

ですが、1人の場合は、自己満足という自分自身の殻にはいりこみ、盲目で妄想的な見方でセドナや土地を見てしまう傾向に陥りやすいと思っています。それは、まったくメディテーションと同じ傾向なんです。

メディテーションも1人でおこなうものですから、それを盲目の妄想にしてしまうと、それは単なる自己満足にすぎないモノになってしまうのです。

メディテーションも、一人旅も自己満足で、盲目の妄想で行うものではありません。 

それは「自己への挑戦」で行われるべきものだらかです。




Kohさんの考えは「余計なお世話」 という側面があるのはとても分かっています。 自己満足の何が悪いの! って それらはKohさんの考えの押し付けの自己満足でしょ? 同じじゃない。

実際に、そう云われたたこともあります。 ですが、逆のことを云う人もいます。 

そして何より、もし自己満足から抜け出たいと願う人が1人でもいたら、その考えを尊重し、自己への挑戦として背中を押したいと願っているだけです。それは、なかなか一人で出来るものではありませんから…


さてさて・・・ では、実際、物理的にスーツケース空っぽで来たほうが良いかといえば、そういう訳にも行きませんよね。 ですから、ある程度の荷物は、日本にいる時に想像できる範囲でご用意ください。

でも極力、日本の自分の住まいには、自分自身を置いてくるつもりでお願いします。それは自己逃避でも、自己否定でもありません。 

そして、セドナに着いたら、真っ先に 外に出て、頭を空っぽにして、美味しい空気を思いっきり吸ってください。 それが新しい自分自身を取り戻す合図になると思って・・・





WebSite Into The Deep Earth   www.thedeepearth.com

セドナ 1人旅の方へ(1)



セドナで一人旅をされる日本人と思しき方をよくお見掛けします。

セドナは、スピリチュアルの聖地としての認知が高いので、大勢や友人と来るよりも、ひっそりと胸に秘めるような思いで一人で自由にいたい、と考える方も多いのかもしれませんね。


 
セドナ、キャセドラルロック、レッドロッククロッシング、オーククリーク


※セドナはもう夏真っ盛りです! Phot by Koh @Oak Creek

※この記事はAmebaにても出している記事です。お読み頂いた方はご了承ください。



一昔前に流行った(今も流行っている?)日本国内の神社仏閣巡りにも似ているような雰囲気を感じます。
きゃあきゃあ友達とはしゃぐ修学旅行のような旅ではなく、おごそかにしっとりと、足元を確かめるように訪れる・・・
セドナはその延長線上の、しかも 「異国へ行く、かなり勇気が必要 版」 なのかもしれません。

まあ、もちろん 一人で来るすべての方が「おごそか」目的かといえばそうとは限りませんけどね。

単に旅は一人で行くもの! という方もいらっしゃれば
友人が一緒に来るはずが一人になったので仕方なく… 的な 成り行きで1人になったケースもあるでしょう。

でも、理由はどうであれ、1人で来る方は、やっぱり 1人で来れる方、来たい方に違いありません。

私も基本一人で動くことが好きな質(たち)の人間なので、その気持ちはとても、とても、よく分かります。

誰にも邪魔されずに、ヒトの意見に左右されずに、自分のペースで動きたい! 
自分のスペースを大切にしたいんですよね。

実は、メディテーション同様、今年に入ってから、セドナに 「初めての海外旅行で一人旅!」の方とご一緒するケースが増えていて、その方々の問合せや、その方々が語る 「事前に知っていたらもっとよかった」的な内容が多々あったので、これから一人でセドナに来ようとしている方、とくにアメリカ本土はほぼ初めて!の方のために、エールを送るつもりもあってこの記事を書かせて頂いています。

セドナという場所は、団体や従来の大量輸送をする旅行では魅力が伝わり難い場所だと思っているので、個人旅行しかもひっそりとおごそかに動きたいと思っている方を特に応援したいんです。

1人旅の海外旅行!! やってみたいけど… 全部一人で取り仕切るのは、なんだか、だいぶ大変そうに思えるし・・・そもそも、言葉や生活習慣が違うし・・・って、思うのは当然です。

ですがビックリマーク 

自分が自分で主導権を握ってものごとを行い、しかも自分だけがその責任を取るってことは
実はけっこう楽しいこと です! 

ヒトは本来、自分自身を生きてゆく権利を持っていますよね。誰のためではない、自分という人間は自分が主導権を握っているもの、ですが、普段の生活の中では、なぜだか、自分が主導で自分を生きているという感覚はどうも育ちにくい。 自分を滅して他人のために生きているように感じる・・・つまり、自分を生きていないように感じてしまう。

また、権利を持つという事は責任も同時に持つことを意味します。責任というとなんだか重たいもので背負いたくないもののように思いますが、これも生きる権利同様、ヒトは本来、誰かから何かを任せてもらうと嬉しいもの、責任感がある生き物なんだと思っています。 だから、色々と文句を言いながらでも、仕事や勉強を行うし、家庭や大切な人を守ったり、何かの団体に所属したり・・・ それは認めてもらいたいという承認欲求のようにも思いますが、自分を認めてもらいたいっていうのは、自分が責任を全うした姿を認めてもらいたい!ってことだとも思っています。

だから、自分が生きてゆく権利を全うし、そこから発生する責任を全うすることは、実は、自分本来の生き方を取り戻すことなので、大変ですが、とても楽しいことなんです。

そして、案ずるよりも産むが易し ということわざの通り、やってしまえば何とかなるものです!


なかには、1人で失敗したらどうしよー って、石橋をたたいても渡らない人もいるかもしれません。
ですが、誰もいないのですから、失敗しても・・・ 誰からも怒られない(笑) 

そして、失敗してもそれは自分だけが被(こうむ)るものだし、しかも、誰もそのことを指摘しないから、恥ずかしくもない! 一人旅は失敗を失敗とは呼ばないんです笑い泣き  安心でしょ? 


ただ、笑うに笑えない 一人旅の失敗はあるにはありますけどね。 

フライトを取る時に名前や生年月日を間違える、もしくはESTA申請で、情報を間違えて入力する…まあ、これは一人旅に限ることではありませんが…誰もチェックしてくれる人がいないという点で、1人だと余計に自分に責任があります。

この二つの失敗は笑えません、いやむしろ、かなりやばいです! 

特にESTA申請はご注意ください。 間違った情報の入力はESTAを断られ、アメリカ入国が(3か月以内の)観光であるにも関わらずビザが必要になる、ただし、これは一般的にはほぼ取れません。
もしくは入国拒否となり、1度入国拒否になると、理由に関わらず、その後入国拒否は続いてしまいますもちろん、ハワイにもグアムにもいけなくなります。

そして、フライトは一度予約が完了してしまうと、訂正ではなく 「チケットの変更」 という扱いになるので注意です。 名前をLast Nameに、苗字をFirstにうっかり間違えましたー! 生年月日を日本の元号で書いちゃった! って軽いのりでは済まされないんです。
チケットを取得したところにより規約は変わりますが、航空会社によっては変更手数料がチケットを上回るーつまり、新しくチケットを購入した方が安い場合もあったり、そもそも変更ができないので取り直し! ってことにもなりかねませんが、どちらにしろ、必ず金額が発生します。そして、これは返金されません。 旅に行く前に旅の予算の大きな役割を負うフライト代を使ってしまうのはとても痛いですよね。

でも、ある意味、それさえ気を付けさえすれば、セドナ1人旅は大丈夫! と思います。

ホテルの予約は名前が多少間違っていてもコンファメーションナンバーさえ持っていれば問題になるようなことはそうそうありません。

入国審査も心細い! でしょうが、何も悪いことをしていないんですから、堂々としてください。
英語が苦手なら、入国審査に限らず、英語が話せない事のプレッシャーもあるでしょうが、ある程度シュミレーションを学んでおけば、ほぼクリアーです。

入国審査が長引き、次の便に乗れなかったらどうしよう?とご心配でしょうが、たいていPHX便は1時間に1本ペースで出ているので、次の便に振り替えてくれるケースが多いです(ただ絶対ではないので過信しないでください)

などなど細かいことを上げたらキリがありませんが、たいていのことは、その時は大汗かきますが後から思うとすべて良い思い出になるものばかりです照れ

一方、アメリカって治安は大丈夫ですか? アメリカ人てどんな人ですか? って聞いてくる方も多いですが、アメリカは想像しているより治安も悪くはないし、アメリカ人は考えているほど冷たい人ばかりではなく優しいし、親切です。

これは余談ですが、2年前5年振りに日本に帰って、羽田から電車に乗ろうとしたけど、切符の買い方が分からなくて(完全に浦島さんでした)、もたついていたら、後ろから 「チっ!何してんだよ」 って言われちゃいましたが、アメリカでは絶対にそんな事を云う人はいません。むしろ、助けてくれたりします。大きなバッグを抱えていたり、両手に荷物を抱えていると(男性だろうが女性だろうが)たいてい手を貸そうとしてくれますし、ドアを開けてくれたりします。 
道を聞いても一生懸命教えてくれます(知らない場所なのに教えてくれたりもします!)

まあ、なかには (特に白人が多いですが) 英語が流暢でないと、全く話をしてくれない人もいたりしますが、そんな人に当たったら、アメリカは広いのにこころの狭い人もいるんだなと、直ぐに退散することをおススメしますウシシ

そして、治安についてですが、セドナは静かな田舎町なのでとても安全です。ですがフェニックスなどの都市部になると、女性一人では歩いてはよくない場所もあったりするのですが、これは安全をどうとらえているかの問題でもあります。

いくら治安が良いとっても、1人で来ているのに荷物を座席に置いてトイレに立つことはないですよね? 大金を人前で数えたりもしませんよね? それと同じです。自分のものは自分でしっかり責任を持ち、行動には責任を持つことが重要です。

そして、皆が優しいからといって助けて欲しいオーラ満載で、誰にでも頼っていたら、そりゃー狙われますよねー、この子は自分じゃ何もできないんだ って。
当人は相手を信用していたと思うかもしれませんが、それは信用の問題ではなく、自分ではまったく何もしていない という事です。

つまり、自分をしっかりと持って、自分に責任を持ち、自分が出来得ることをしていれば、危険は自ずから避けてゆき、助けが必要な時にちゃんと助けが来る 良いエネルギーが舞い込んでくる、ものだと思っています。それが自分を安全な場所にいさせるコツです。 
だって、どこに居ても危険はありますからね。今では日本の方が危険な気さえしますよ。

これらのことは1人旅に限ったことではなく、生きるうえで、とてもシンプルですが大切なことだと思っています。

そして、思うのですが、セドナに1人旅に来るという事は、スピリチュアル的な成長を求めることと同時に、これら自己責任や自分が尽力することの意味を知り、本当の意味で「自分を生きる自由!」を手にすることを意味するのかも知れないとも思っています。

※自由ですよねー この写真。われながらとても好きな写真です! 

さらに、それは、その方とご一緒する私自身へのメッセージ -今よりももっと自己責任ー自己の内側への探求が必要なんだと -だとも思っています。


さて、フライトチケットについての内容に話を戻しましょう。どこかに依頼する方が多いかもしれませんが、依頼するにしても、自分のチケットですから、しっかりその内容は把握しましょう!

フライトチケットは今では多くの旅行サイトで自分で買えるし、旅行サイトで値段をチェックして、その航空会社のサイトに行き、その航空会社からチケットを購入すると座席指定もできるので、とても、簡単です。
そして、日々値段が変動するので、いつが買い時かを判断しましょう。
国際線でも米国内線も、日本国内で買えますから、本当に便利な時代です。

セドナの窓口となる最寄りの空港はフェニックス・スカイハーバー(PHX) 空港で、現在 日本からの直行便は無いので、乗り継ぎ(Lay over)が必要です。そして、その時間は出来れば多めにみておくことを強くお勧めします。

日本から来る場合は LAX(ロサンゼルス),SFO(サンフラン)、SEA(シアトル)が経由地として多いようですが、特にLAXは利用者が多いし、入国審査が最近特に混雑していることを聞くので、その後の米国内線移動を考えると3時間以上は欲しいですね。 LAX以外でも航空会社によっては米国内線の移動が遠い場合もあるので、時間に余裕を持つことをおススメします。
でもこの点はお一人の方は基本的に急ぎたくない方が多いので、皆さん余裕を持っている方が多い傾向にありますね。 二人以上だと逆にけっこうギリギリに設定するケースをお聞きしていて、不思議に思います。

経由地ですが、フライトによっては アメリカ中東部の場合もあったりしますから、値段が安い場合はフライト時間をチェックしてみると、西海岸の上記3つ以外の場所だったりしますのでよくご確認下さい。 

ご質問頂く点で、どの航空会社がよいですか? って聞かれますが、これは答えにくい。同じ会社でもフライトによって、フライトクルーによって変わりますからね…フライトは あくまでも何を優先するか(金額・時間・フライトの質 など)でお決めください。 

でも、その選択がベストだと思うと、空の旅が楽しくなりますよ!

さて、フライトが取られたら、次はホテルですね。 ホテルが先って人もいるかもしれませんが…
ホテル探しも一人だと結構大変ですが、色々調べるのは楽しいですよね。

まず抑えたいのが地理です。 セドナは3つの大きなエリアに分かれます。

Village of Oak Creek :セドナの南側 ベルロックがあります
Uptown : セドナの北側、お土産ショップが密集する場所
West Sedona : 住民のほとんどが利用する場所ですがホテル・レストランもあります。エアポートメサがあり、ボイントンは西側のだいぶ遠いところにあります。

そして、それぞれがかなりな距離で離れているので、その位置関係と距離をぜひお考えください。

セドナはテーマパークのようにどこか一ヶ所の入口を通過さえすればセドナを体験できる! ような場所ではありません。

この3つのエリア内に200に近いハイキングトレイルがあり、その一つ一つにそれぞれに違ったエネルギーがあり、味わいがあり、そこをじっくりと歩くことが、セドナの本当の姿を見る近道だと思っています。

地理的な移動時間ですが、Uptown(アップタウン)から ベルロックは車でも20分以上は掛かり(最近渋滞が激しいのでそれ以上)、しかも登り下りの多い道なので、歩いたら2時間以上はかかります。
Uptown(アップタウン)からエアポートメサまでも近そうーと思って歩く方もいますが、登りがきついので歩いて30分以上はかかります。 冬なら良いですが、夏の日中にその行為は、熱中症になる原因ですからご覚悟を!
セドナ内は一般公共交通機関が乏しいし、タクシー・Uberもそれほど多いとはいえませんが、あるにはあります。トロリーを利用する方もいますが、途中下車は別途料金が必要ですのでご確認ください。

3つのエリアはそれぞれ全くエネルギーが異なりますし、そこにはそこだけの良さがあります、どれを選択するかが良いかは、その人次第です。正解はありません。

そうそう、ホテルとレストランですが、日本には 安くて良いホテル!や 安くてうまい店! を探す傾向にあると思います。ですが、アメリカは はっきりしています、値段と質・サービスはイコールです。
サービスを受けるにはお金がかかる! それがアメリカですのでご承知してください。

ただ、我が家もやっているAirbnbはホテルのカテゴリーではありませんので、同じ値段でもサービスはそのオーナーさんによりますからレビューがそれを見極めるのによい指標になると思います。

そういえば、セドナのホテルでは あまり苦情のようなものをご一緒した方からも直接聞いたことはありませんね。私も引っ越してくる前には幾つかのホテルを利用していましたが、便利不便はあるかもしれませんが、値段に見合ったそれなりの良さがあるのかもしれません。

ラスベガスは場所によりけっこう苦情めいたものを聞いていましたからね

ホテルは滞在日数やどう移動するか、どこへ行くかで、決まってくると思いますが、車があるのなら、West Sedonaが色々な意味で便利、Villageも静かで便利です。
車が無くて短い日数ならUptownかWest Sedonaになりますかねー


長くなりましたので、今日はこの辺りで…「一人旅の方へ」はもう1回ぐらい書きたいと思います。

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