5/15/2018

セドナ 1人旅の方へ(2)

さて、フライトとホテルが決まったという事は、おおかた行動日程も頭の中にイメージが出来ているということ。 


セドナについては 「行こうかな・・・・」程度の時から情報収集しているだろうし、なかには突然呼ばれたかのように「行こう!!」 って思い立った人でも今のネット社会ですから、情報は直ぐに集まるものです。


となると・・・ 次に起こす行動というと・・・ そうです! 何を着てゆくか? 何を持って行くか? 
ではないでしょうか?


旅行に行くときはたいてい - 特に海外に行くとなると… 


普段あまり無駄使いしないし、この際せっかくだから奮発して服や装備をひと揃え、新しくしてしまおう! 

ってことになりますよねーウシシ

それも旅行の楽しみの一つでもあります。

旅行は・・・ここに行く! って決めた瞬間から、もういつでもそのことが頭から離れない。
そして、旅行日にアラームが鳴るようにセットしているタイマーのように、そこへ向けてまっしぐらに動いている・生きている感覚!  もうそれ以外見えない!   わくわく感!

あれもしたい、これもしたい・・・ってことは、あれも必要かもしれない、コレも必要かもしれない

週末には買いモノに行かないとビックリマーク

遠足のおやつは500円まで!っていわれながら、いっぱい買ってしまう子供の頃の気持ちはいくつになっても変わらないものです。

まあ、もちろん、わくわくの気持ちは一人旅に限ったものではないですが、1人の方が
わくわく+ドキドキ感がありますよね。

なかには周りの誰にもその旅を話していない人となると、
わくわく+ドキドキ+うふふ(ニタニタ) 感満載になりますね・・・







ところで、その買い物の楽しみを取るつもりは全くありませんし、水を差すような気持ちも全くありません。

ですが、私としては セドナに来る際の荷物は特に事前に日本で買うような必要はありませーん
と申し上げたい爆  笑    移動手段があるなら、なおさらです。

同じお金を払うなら、来てみて、必要だと思ったら、こちらで購入した方が、良いと思っています。

なぜかというと、セドナ・アリゾナで売られているものは、その現地の気候に合った商品があるからです!

例えば「陽射し晴れ」 セドナの陽射しの強さは、恐らく、経験していないと想像が出来ないものだと思います。いくら強いと聞いても、日本の陽射しに対比して想像する限り、けっして実際の熱さを想像できません。
同じアメリカのロサンゼルスに住む人でさえ、アリゾナやネバダの陽射しの強さ、熱さには、びっくりするぐらいです。 

加えて、乾燥の度合いのすごさ。
日本からロス、サンフランに降り立つと、なんて乾燥しているんだろうって思いますが、セドナ・アリゾナの乾燥に慣れた人がロスに行くと、なんだこの湿気は!日本か! って思うぐらいです。

アリゾナ・ネバダでは、お風呂の後に使ったバスタオルを部屋に置いておくだけで翌朝にはパリパリに乾いています。そして、ハイキングで汗はかくけど、汗が出た瞬間に乾いている感覚。

ですから、服も含め身の回りの品物も、この現地の気候に合ったものが売られています。

考えてみれば当然です。現地のニーズに合ったものを売るのはマーケティングとしては基本的なことですよね。 熱いアリゾナに寒いアラスカに対応した商品はありません。
日本には日本の湿度の高い土地にあったものが売られているはずです。

具体的な例でいうと、日本では夏でも黒い服が売られ、それを着る人が多いですよね。
だから、日本から来る方はセドナにハイキングというと山登り風な服装をしてレギンスや長Tシャツが黒のケースが多いです。そして、なかには帽子も黒って人がいます。
日本ではそれほど陽射しが強くないので夏でも黒で良いですが、こちらの陽射しにその黒は暑すぎます。黒色は熱を吸収し服自体が熱を持ってしまうので、冬は良いですが夏はまったくおススメしません。
 
こちらで売られるそれら登山や運動用の商品、特に春~秋ものは基本的に明るい色が多いです、もちろん黒もありますが、夏用の黒は、黒の色そのものが違っています。

余談ですが日本はダーク系の服を着ている方がとても多いですよね。好んで着るケースもあるでしょうが、ファッション業界が流行を作るのでファッション業界がダーク系にしているといった方が良いかもしれません。社会人ともなると男女とも紺か黒、明るくてグレーのスーツが多いんじゃないですか?
白のスーツなんて、結婚式か演歌歌手ぐらいしか着ていない! 
でもアメリカではカリフォルニアやフロリダなどの海沿いの都市では、普通にビジネスマンでも、白やスカイブルー、パープルなど色彩豊かなスーツを着ている人が多いです。

セドナにスーツを着るビジネスマンはほぼいませんが、街中やハイキング中の人たちを見てもダーク系一色って方はあまりお見かけしませんね…  

つまり、その土地にはその土地のものがあるということです。その土地に生きる人々はその土地に育まれている。 

ヒトはその土地を知って、従うだけでいいんです、少なくとも、僕はそう考えています。



そして、実は、これは服装や装備のことだけを言っているものではありません。

多くの方が、日本にいて事前に集めた多くの情報に基づいてセドナに来ています。それはセドナに限ったものではなく、旅に限ったことでもありません。情報を取ることは必要で重要なことです。

ですが問題は、日本にいて、日本から眺めて集めた、事前情報を再確認するためだけにセドナを訪れている方が多いということです。 

あっ、このベルロック、写真のまんまだ! この店 あのブログで言っていた! ここがボルテックス感じるらしいよ!

…うーん、どうですか? その感想。 自分自身が体感した内容なんでしょうか? 

セドナは情報という他人の意見を 「あなた」 には聞いていません。

ベルロックであなたは何を感じ、何を思ったのでしょうか? 
その店でメニュー以外のあなたにとっての何か新しい発見はありませんでしたか?
ボルテックスはあなたにとってどういう意味があるんでしょうか? 

この土地であなた自身が受け取るものは何ですか?

それがアリゾナ・セドナが発しているあたなへの問い掛けであり、メッセージです。

決して安くはない旅費と時間を掛けて、セドナに、1人で来るんです、せっかくなら、セドナが求める質問に答えてあげませんか? 

単なる気晴らしの旅行をしに来ているなら別ですが・・・

その為には、日本でした準備を一度忘れる必要があります。

日本の頭を日本に置いてくる必要があります。

日本をそのまま持ち込んで、日本のままの頭で、セドナに来て見ても、残念ながら新しい発見はありません。
セドナにはセドナを歩くための服と装備があるんです。その土地を知るにはその土地のための服と装備があるんです。


私はそれを現地でお伝えしています。それは現地でしか分からない事だからです。

これら - 日本をそのまま持ち込んでいる状態で旅を行う姿は1人旅の方に特有ではありません。
むしろ、団体で動かれる場合のほうがそれらが色濃く映し出されるでしょう。だから、アリバイ写真を撮るだけの旅行に満足できるわけです。
その点では1人旅の方がより自然や大地に近づこうという指向性があるように思えています。

ですが、1人の場合は、自己満足という自分自身の殻にはいりこみ、盲目で妄想的な見方でセドナや土地を見てしまう傾向に陥りやすいと思っています。それは、まったくメディテーションと同じ傾向なんです。

メディテーションも1人でおこなうものですから、それを盲目の妄想にしてしまうと、それは単なる自己満足にすぎないモノになってしまうのです。

メディテーションも、一人旅も自己満足で、盲目の妄想で行うものではありません。 

それは「自己への挑戦」で行われるべきものだらかです。




Kohさんの考えは「余計なお世話」 という側面があるのはとても分かっています。 自己満足の何が悪いの! って それらはKohさんの考えの押し付けの自己満足でしょ? 同じじゃない。

実際に、そう云われたたこともあります。 ですが、逆のことを云う人もいます。 

そして何より、もし自己満足から抜け出たいと願う人が1人でもいたら、その考えを尊重し、自己への挑戦として背中を押したいと願っているだけです。それは、なかなか一人で出来るものではありませんから…


さてさて・・・ では、実際、物理的にスーツケース空っぽで来たほうが良いかといえば、そういう訳にも行きませんよね。 ですから、ある程度の荷物は、日本にいる時に想像できる範囲でご用意ください。

でも極力、日本の自分の住まいには、自分自身を置いてくるつもりでお願いします。それは自己逃避でも、自己否定でもありません。 

そして、セドナに着いたら、真っ先に 外に出て、頭を空っぽにして、美味しい空気を思いっきり吸ってください。 それが新しい自分自身を取り戻す合図になると思って・・・





WebSite Into The Deep Earth   www.thedeepearth.com

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